6・16横浜BUNTAI大会のGHCジュニアヘビー級選手権試合「(王者)ダガ&スターボーイ・チャーリー(挑戦者)」に向けた調印式が13日、都内で開かれた。

 ノアジュニアに絶対王政を敷くダガに、超個性派の新星・チャーリーが挑戦する。アメリカ西海岸のプロレス団体『ウエストコースト』で活躍するチャーリーは、デニムのオーバーオール、無造作ヘアで少年のような“かわいげ"のあるルックスで、特技は「木登り」。抜群の身体能力と奇想天外な動きで、まさに森の少年のように飛び回るファイトスタイルで人気を博し、弱冠21歳、NOAH参戦からわずか1ヶ月でタイトル挑戦権をつかんだ。

 この日の調印式では「この試合は自分の人生そのものを変えてしまう出来事になるはず。必ず自分の持っている力をすべて出し切ってベルトを獲り、歴史を変えたい」と意気込んだものの、迎え撃つダガはあきれ笑いを浮かべた。

 「いつも言っていることだが、俺こそがグレーテスト、最高の中の最高のチャンピオンだ」と切り出したダガは、「こんな(ボーイが入っている)リングネームで戦っているような子供相手にマジにはなれない。そもそもこのベルトは大人が持つものだ」と文字通りの子供扱い。さらには「だから代わりにぬいぐるみを持ってきた。その方が彼にはお似合いだろ? 今はこのベルトを手にするのはまだ早い。今日のところは、このぬいぐるみで遊んでなさい」とポケモンの『ゴンベ』のぬいぐるみをプレゼントした。

 屈辱を受けたチャーリーは「俺のことをガキだと思っているのかもしれないけど、俺は“デニム・ドラゴン"だ。お前が今このベルトを持っていられるのも、俺が現れるのが遅かったからだ」と猛抗議したが、ダガは「ボク怒っちゃったの?」とばかりに軽くあしらうと「彼のベビーシッターはどこにいるんだ? ママはどこだ?」とニヤニヤ。ライオンの異名をとる王者と、スターボーイを名乗る挑戦者による一戦は、果たしてどんな結末を迎えるのか。

【GHCジュニアタッグ調印式】

▼チャーリー「NOAHで試合をするというチャンスを僕はつかみました。そしてダガが持つ、このGHCジュニアヘビー級のベルトに挑戦するチャンスも手に入れました。この試合が自分のキャリア、そして自分の人生そのものを変えてしまう出来事になります。16日の試合では必ず自分の持っている力をすべて出し切ってベルトを獲り、歴史を変えてみせたいと思っています」

▼ダガ「ここに座るたびにいつも言っていることだが、俺こそがグレーテスト、最高の中の最高のチャンピオンだ。今日もそのことに変わりはない。チャーリーに関しては技術もあると思うし、うまいと思う。そして良い選手だとも思う。だが、彼はまだまだ若い。そしてこんな(ボーイが入っている)リングネームで戦っているような子供相手にマジにはなれない。そもそもこのベルトは大人が持つものだ。だから今俺が持ってるワケだし、横浜が終わっても俺が持ち続けてる。だからチャーリーはここでベルトが獲れなくても、それは仕方ないことだ。だって子供が持てるようなベルトじゃないからな。また成長して戻ってくることがあったら、その時に相手してやる。大人になったら俺から獲ってみろ。だから代わりにぬいぐるみを持ってきた。その方が彼にはお似合いだろ? 今はこのベルトを手にするのはまだ早い。今日のところは、このぬいぐるみで遊んでなさい(※とポケモンのゴンベのぬいぐるみをプレゼント)」

▼チャーリー「こんなぬいぐるみを持ってきて面白いと思っているのかもしれない。俺のことをガキだと思っているのかもしれないけど、俺は“デニム・ドラゴン"だ。お前が今このベルトを持っていられるのも、俺が現れるのが遅かったからだ。こんなぬいぐるみを持ってきてバカにしているけど、必ず俺がお前からベルトを獲ってやる」

▼ダガ「彼のベビーシッターはどこにいるんだ? ママはどこだ? いないのか…。もうこれで終わらせたいので、写真を撮ってこの会見を終わりにしよう」

※写真撮影時、ダガがぬいぐるみをチャーリーに無理やり持たせたが、チャーリーは投げ捨てる