18日午前、札幌市営地下鉄の車両内で、乗客の10代女性の体を触ったとして、札幌市建設局の職員で59歳の男が逮捕されました。

 北海道迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、札幌市東区北24条東13丁目の札幌市職員で建設局管理測量課の技術職員、佐藤嘉記容疑者59歳です。
 
 佐藤容疑者は、18日午前8時10分ごろ、地下鉄東豊線の車両の中で、乗客の10代女性の体を服の上から触った疑いが持たれています。

 警察によりますと、被害に気づいた女性が佐藤容疑者の服をつかんで「北13条東駅」で降ろした後、駅構内の事務所まで連れて行き、駅員を通じて警察に通報しました。

 そして駆け付けた警察が、佐藤容疑者から事情を聴き、その場で逮捕しました。

 取り調べに対し、佐藤容疑者は「地下鉄車両内で、女性の体を触ったことに間違いありません」と話し、容疑を認めているということです。

 警察は、当時の状況や、余罪の有無など詳しく調べています。
 


 佐藤容疑者の勤務先である、札幌市建設局管路測量課によりますと、「けさ出勤しておらず、自宅などを訪問し、本人を探していた」「本人は、まじめでおとなしい性格で、勤務態度などに全く問題はない職員」だということです。

 札幌市の荻田葉一建設局長は「このたび、建設局職員が逮捕されたことにつきまして、市民のみなさまに多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。現在、事実関係を調査中でございますので、詳細が明らかになり次第、厳正に対処したいと考えております」とコメントしています。