タレントのミッツ・マングローブが3日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月〜金曜・午後5時)にアシスタントとして生出演。音楽業界における「歌唱力論争」について私見を述べた。

 この日の番組では、韓国の人気女性5人組グループ「LE SSERAFIM」が世界最大級の米野外音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」に出演した際、ユーチューブ生配信で観賞した一部視聴者から「歌がヘタ」などと批判が殺到。それを発端に音楽業界で「歌唱力論争」が勃発しているという話題を取り上げた。

 この件について、自身も歌手として活動するミッツは「ライブだったり、歌番組で生歌唱をした時にヘタだったの、うまいだの評価するって話なんですけど、これは私の持論なんですけど、結局、ライブ中継や歌番組をアウトプットするような所がアナログからデジタル化しちゃったことで、すごく音質がドライになっちゃったんですよ」とまずコメント。

 「昔の歌番組なんか見てると、NHKホールで紅白歌合戦とか見てると、ホールに響いているエアーの音も拾った上で、ああ、これはNHKホールで歌ってる音だなって分かったと思うんですけど、今はラインで取っちゃうから、どこで歌ってるかよく分からない。臨場感みたいなのは一切、省かれちゃう。そうすると、そりゃヘタに聞こえるんですよ」と持論を展開。

 最後には「歌唱力至上主義も音楽を鑑賞する上でつまらないことだと思います」と結論づけていた。