◆JERA セ・リーグ 阪神2―0巨人(17日・甲子園)

 巨人が11残塁の拙攻で阪神に今季2度目の零封負けを喫し、連勝は6でストップした。今季初先発の赤星優志投手(24)は5回2失点と粘ったが、3回に森下の中堅後方への飛球に対して佐々木が足を滑らせ捕球できず、不運な形で2点二塁打を許した。2回無死三塁、4回無死満塁など再三のチャンスを生かせなかった巨人は、首位・中日とのゲーム差を1・5差に広げられた。

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 巨人打線は門脇が1人で4安打をマークするなど、阪神の3安打を上回る8安打を放ちながら、11残塁の拙攻で今年2度目の完封負け。前回完封負けした3月31日の阪神戦も同じく11残塁だった。

 降雨コールドによりスコア1―1で引き分けた16日の試合も、安打は阪神の6本より多い8本。この2試合で走者人数別の打撃成績(打数―安打)を見ると

走者=【16日】【17日】

なし=21―5 18―6

1人= 8―3 11―2

2人= 3―0  2―0

満塁= ―――  3―0

 走者が2人以上では犠打失策があるだけ。8打数でノーヒットに終わっている。

 走者を得点圏に置いた場面では(×…凡打、K…三振、B…四球、犠…犠打)16日=×[安]KKBK××、17日=××K×犠×K×××K。延べ19人が打席に入り、安打は16日の3回1死三塁から投手の山崎伊が打った1本しかない。(阿部 大和)