世界ボクシング機構(WBO)バンタム級タイトルマッチ(5月6日・東京ドーム)で同級5位の武居由樹(大橋)の挑戦を受ける王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)が30日、東京都内で練習を公開し「記憶に残る一夜にしたい」と穏やかな表情で意気込んだ。

 シャドーボクシングを1ラウンドのみ披露。格闘技のK―1出身の挑戦者について「普段とは違ったパンチが来ると思っている。対応できるだけの準備を整えてきたつもり」と自信を示した。

 元世界王者で大橋ジムの八重樫東トレーナーは「雰囲気を持ったいいチャンピオン。やれることは全部やってきた。(王者の)思考の上を行かないと勝てない」と話した。