◆プロボクシング 「WHO’S NEXT」  ▽62・5キロ契約6回戦 〇高橋麗斗 KO3回2分8秒 ヤン・ユーメン●(19日、東京・後楽園ホール)

アマチュア3冠の高橋麗斗(パンチアウト)が19日のセミファイナルでプロデビューした。ヤン・ユーメン(中国)相手に3回2分8秒KO勝ち。「プロは面白い試合をしないといけない。面白い試合ができてよかったです」と白い歯がこぼれた。

 22歳の高橋はアマ戦績が58勝(12RSC)11敗。千葉・沼南高時代の18、19年国体連覇、19年高校総体で優勝し、さらにアジア・ユース選手権で銅メダルを獲得した。日大を卒業し、2月にプロテストに合格。実績と将来性から「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U―NEXT」の強化育成指定選手となった。「華のある選手になりたい」とこの日のデビュー戦に臨んでいた。1回から果敢に攻め込んだが、カウンターで顔面をとらえられて体勢を崩す場面も見られた。2回には左右のフックからロープ際に相手を追い込んだが仕留めきれなかった。迎えた3回、左右のボディーでヤンはたまらずダウン。KO勝利となった。

 「8オンスのグラブはやはり小さいですね」とガードしたつもりでもアマチュア時代の10オンスのグラブより隙間ができることを実感し、反省。ルーキーは「できれば次はユースタイトル、来年はタイトルが狙えるように頑張りたい」と目を輝かせた。