ラグビー・リーグワン1部で2季ぶりのプレーオフ(PO)進出を決めているBL東京(旧東芝)は22日、都内で定例会見を開き、フランカーのリーチ・マイケル主将が出席。14節まで12勝1分1敗で2位につけるチームに「いい状態。POに向けて、更にチームが成長できるようにやっていきたい」と語った。

 自身は2月24日の横浜戦(27〇7)で右ふくらはぎを負傷し、一時戦線離脱。21日の三重戦(8〇7)で復帰した。後半からグラウンドに立った復帰戦に「スタートで出たかった」と言えるほど、リハビリとトレーニングを積んで状態は万全。離脱中は、試合を想定した高強度のサーキットトレーニングで汗を流し「全般的に、フィットネスも上がった。痛いところもなくなった」と、完全復活を遂げた。

 10季ぶりにBL東京の主将を務めるリーチ。一昨年4強に進んだチームは、準決勝敗退だった。今季は4大会連続でW杯を共に戦った埼玉のフッカー堀江翔太が現役引退を表明しており、POでの戦いが最後のマッチアップとなる。「決勝で当たるかは分からないし、まずは準決勝」と、レギュラーシーズン残り2節と準決勝に集中。その中で「埼玉も気持ちよく送り出したいと思うし、僕も堀江さんをリスペクトしているけど、勝ちたいのとは別」と、闘志をみなぎらせた。

 27日は、共に東京・府中市に拠点を置く東京SG(旧サントリー)との“府中ダービー”を控える。リーチは「ポイントは接点。相手の勢いをどれだけ止められるか。かなり面白い試合になると思う。個人的には、府中ダービーは楽しみ」と熱戦を約束した。