◆JERAセ・リーグ DeNA1―1阪神=延長12回=(23日・横浜)

 阪神は今季3度目の引き分けに終わった。延長12回も決着はつかなかった。

 先発・ジャクソンの攻略に苦戦した。初回先頭の近本が遊撃内野安打で出塁したが、盗塁失敗。2死から森下、大山の連打で一、三塁としたが、佐藤輝が空振り三振に倒れた。この回3安打を集めながら先取点を逃すと、5回まで無得点に抑えられた。6回1死から中野が四球で出塁し、続く森下が左翼線二塁打。敵失が絡んで同点とし、右腕を降板に追いやったが、2番手・徳山から逆転はならなかった。

 先発の村上は8回3安打1失点と好投した。7回は2四球などで2死二、三塁とされたが、2回に適時打を許した山本をバッテリーの入念な相談の末に敬遠。満塁で代打・大和を一邪飛に打ち取って切り抜けたが、DeNA戦は通算7度の登板(先発6度)でまたも勝ち星を逃し、0勝2敗。セ・リーグ5球団で唯一、白星を挙げられていない。