◆米大リーグ タイガース4―1カージナルス(1日・米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク)

 タイガースの前田健太投手が1日(日本時間2日)、本拠のカージナルス戦に先発。6回を4安打1失点で今季初勝利を挙げた。過去2度白星を逃していたが、この日は3投手が無失点に抑えた。

 タイガース移籍初勝利となり、ドジャース、ツインズに次いで3チーム目での勝利。79球投げ5奪三振で四球は0。防御率は5・02となった。

 4月29日に予定されたカージナルス戦が降雨中止となって登板が2日延びた前田。序盤から右打者には直球を中心に、左打者にはスライダー、スプリットを駆使した。前田は試合後、「スライダー、スプリットをしっかり投げることができた。相手のタイミングを外すのがボクの持ち時なのでそれが出せた」。また初勝利が5月になったことを聞かれ「試合がずれたので。本当は4月中に白星を挙げたかった」と苦笑いをしていた。

 前田は4回にコントレラスに中越えソロを浴びたが、5回無死一塁はゴーマンを一塁ライナーで併殺。6回も無死一塁となったが、前の打席で本塁打を許したコントレラスに9球粘られながら最後は直球で空振り三振。二盗を企てた一塁走者を捕手ケリーが好送球しゲッツーに仕留めた。

 テレビ中継では今季のスプリットの落差ランキングが紹介され、前田の102・6センチの落差はカブスのネリスに次いでメジャー2位という数字が表記されていた。