◆JERAセ・リーグ 巨人2×―1阪神=延長10回=(4日・東京ドーム)

 阪神が今季初のサヨナラ負けを喫した。1―1の延長10回、防御率0・84だった漆原が登板したが、1死後、代打・萩尾に四球を与えて降板。防御率0・94だった島本が救援したが、丸、代打・長野に連打を浴びて満塁。吉川に中前サヨナラ打を許した。

 連敗は、4月10〜13日(1分け挟む3連敗)以来3週間ぶりで、今季3度目。延長戦は7試合目で初黒星(2勝4分け)で、7カードぶりの負け越しも決まり、2位・巨人に1ゲーム差に詰められた。

 先発の西勇は7回3安打無失点、1四球7奪三振と快投。しかし、岩崎が1点のリードを守れなかった。8回に登板したが先頭・門脇の安打などで1死二塁とされ、丸に同点の右前適時打を浴びた。開幕から13試合連続無失点と鉄壁を誇っていたリリーフエースが、西勇の今季初勝利を消してしまった。

 攻撃陣も、1点しか奪えなかった。4回に先頭・森下が右翼線に落とす二塁打。2死三塁から、前日に左翼守備で痛恨のエラーを犯したノイジーが右前適時打を放った。だが、5回は一塁走者・近本がけん制死。延長10回は無死一塁で代走・植田がけん制球につり出される盗塁死。さらに1死一塁から近本の遊直で一塁走者・木浪が帰塁できずに併殺。5回以降は二塁を踏むことができなかった。