◆米大リーグ カブス5―1カージナルス(15日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 カブスの今永昇太投手が15日(日本時間16日)、本拠のカージナルス戦に先発し7回を今季最多の103球を投げ4安打1失点で7勝目を挙げた。防御率は1・89でリーグ3位となった。

 1点リードの7回2死一、二塁でドノバンとの対決が見せ場だった。3球目左翼へ大きなフライ。それを見守っていた今永はわずかに切れてファウルになるとほっとした表情。粘られながら8球目のスイーパーで空振り三振に仕留めると、マウンドで2度3度ガッツポーズ。スタジアムからは超満員の地元ファンの大歓声がこだました。ベンチへの帰り際、ゴームズ捕手とハイタッチした。

 試合後の会見でも「ヤンさん(ゴームズ捕手)が僕が投げたいボールを同じように要求してくれた。まっすぐのタイミング、スライダーのタイミングが合っていた。彼のリードが投げなければコントロール良く投げられなかった。彼に感謝している」とコメント。

 きわどい投球をボールに関して感情を出さなかったことには「自分がコントロール出来る場所ではないと考えている。感情を出すことよりも審判の判断に任せるしかない」と話した。

 また、ロッカーのネームプレートが「MIKE IMANAGA」に変わったことについては「冗談半分で言ったら、クラブハウスの方がすぐ作ってくれた。うれしいのはクラブハウスの人たちが自分を受け入れてくれているのが本当にうれしい」と伝えた。