◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク1―4阪神(16日・みずほペイペイ)

 阪神が連敗を2で止め、同一カード3連戦3連敗を阻止した。

 初回1死満塁。2試合連続先発出場の前川が石川の147キロ直球を完璧に捉え、右翼席に突き刺した。プロ1号を放った5月31日のロッテ戦(ZOZO)以来、出場13試合ぶりの2号。球団で高卒3年目のプロ初満塁弾は新庄剛志以来。球団を通じ「みんながつないでくれたチャンスでしたし、なんとか先制点のほしい場面だったので打つことができて良かったです」とコメントした。

 先発の才木は7回5安打1失点で12球団トップの今季8勝目を記録。序盤から毎回のように走者を背負ったが、最速150キロを超える直球とフォーク、スライダー、カーブと全球種を駆使して強力ソフトバンク打線に挑んだ。7回、近藤に右中間ホームランテラスに運ばれスコアボードに「1」が刻まれたが、球団で村山実、バッキーを超える35回1/3連続無失点。奪三振数も71まで伸ばし、巨人・戸郷と並ぶリーグトップタイに浮上した。