北大大学院理学研究院(札幌市北区)の化学部門に所属する50代の男性准教授らが1月、「教授会の決定で不当に研究室業務や学生の指導から外され、教育・研究活動を阻害されている」などと訴える陳情書を同院に提出していたことが9日、同院などへの取材で分かった。男性准教授はこうした処遇が「追い出し行為に当たる」として待遇改善を求めている。同院側は陳情があったことを認めた上で、今後は男性准教授らが学生を指導できるようにし、再発防止策を進める。...