77年前、約束を果たしに行った足取りの重さを思った。今年2月、シベリアに抑留された青森県の大伯父・故二川原正治の経験を記事にした。書き残したことがある。抑留生活をまとめた手記によると正治は1947年に帰国後、収容所で出会った「ササキエイザブロ」の訃報を伝えるため、彼の実家に向かった。...