●収益40億円、被災地に

 1等と前後賞を合わせて5億円が当たる「ドリームジャンボ宝くじ」が8日、全国で一斉に発売された。今回は収益のうち40億円が石川県など能登半島地震の被災自治体に配分される。金沢市武蔵町の金沢スカイプラザチャンスセンターでは、県観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」が購入を呼び掛けた。

 当せん本数は1等(3億円)が13本、1等の前後賞(1億円)が26本、2等(1千万円)が52本、同時発売の「ドリームジャンボミニ」は1等(3千万円)が50本などとなっている。販売は6月7日までで、同20日に抽せん会が開かれる。

 能登に被災した知り合いがいるという金沢市の吉田章子さん(72)は「能登への応援の気持ちで買った。当たるともっとうれしい」と笑顔を見せた。

  ●松本総務相が購入 「復興につながる」

 総務省内の宝くじの特設販売コーナーでは、北陸と新潟の観光PRブースが併設された。宝くじを購入した松本剛明総務相は「買えば復興の応援につながる。当たった人はぜひ被災地を旅行してほしい」と話した。