K-POPシーンで長く語られてきた"7年目のジンクス"。これまで幾多のグループが契約期間の問題で7年目に解散やメンバーの脱退を余儀なくされてきたが、その通例も今は昔。多くの苦難を共に乗り越えたグループが契約を継続し、以降も活動を続けるケースが少なくない。

そんな中、2005年のデビューから固い絆で結ばれ、19年目を迎える"レジェンドグループ"の代表格といえるのがSUPER JUNIOR。今年1月に韓国でもデビューしたSUPER JUNIOR-L.S.S.や、約6年ぶりの日本ツアーを開催中のSUPER JUNIOR-D&Eといった活発なユニット活動が話題を呼ぶ一方で、事務所を離れて独立したメンバーがいるなど、デビュー20年を前にした"大きな変化"が昨年、ファンを驚かせた。

SUPER JUNIORが昨年の解散危機を赤裸々に明かした「ラジオスター #860」
SUPER JUNIORが昨年の解散危機を赤裸々に明かした「ラジオスター #860」

(C)MBC

メンバーの新展開に注目が集まる中、リーダーのイトゥクをはじめ、ヒチョル、イェソン、ウニョクの4人が、韓国で3月に放送された人気トーク番組「ラジオスター #860」(6月2日(日)にKNTVにて日本初放送)に出演した。K-POPスターや人気俳優が出演し、赤裸々な"毒舌トーク"を繰り広げることでも有名な番組だけに、序盤は仲の良さが伝わる和やかなムードで幕を開けたものの、次第に踏み込んだ話題へ...。

SUPER JUNIOR-D&Eの新曲「ジジベ(GGB)」をリリースして間もなかったウニョクは、その曲名を巡り、世間で思わぬ議論が浮上したことを告白(※"ジジベ"は韓国で"小娘"の意味)。「僕たちは別れた恋人を懐かしむ気持ちを込めて可愛らしく表現したかった。否定的な意味で使おうとした意図はなかったが、その考えが浅かったようだ」と説明し、「今回、僕とドンヘをサポートするために、イトゥク、ヒチョル、イェソン兄さんが一緒に出演してくれた」と付け加えた。

「ラジオスター #860」
「ラジオスター #860」

(C)MBC

さらに"デビュー20周年を控え、解散危機があった"というセンシティブな話題に切り込んだ司会者の質問に対し、ドンへ、ウニョク、キュヒョンの契約問題に触れながらヒチョルが説明。

「僕とシンドンは『SM ENTERTAINMENTを出たいならいつでも出て行っていい。何かあれば助ける』と言っていた。でも、イトゥクとイェソンは全員での再契約を望んでいた。全員で会議をしたけど、殺伐とした雰囲気だった」と振り返る。思いのほかストレートな言葉で明かされた実情に驚かされつつも、"僕たち(SUPER JUNIOR)は1つ"という言葉を口にしたメンバーたち。解散という危機を乗り越え、今では笑って話せる過去になっていることが、ユーモアを交えたトークの端々から伝わってくる。

「ラジオスター #860」
「ラジオスター #860」

(C)MBC

一方で、グループ内の気の置けない関係性が伝わるほっこりしたエピソードも飛び出した。

「トークグループに僕が投稿しても、既読になるのに誰も返信しない」とイトゥクが寂しそうな表情を見せると、「必要のない話を次々に送ってくるし、独り言も多い」と暴露したウニョク。しかもイトゥクはスタッフ含めて20人もいるグループに"芸能界のデマ"を投稿することもあるようで、そのデマに巻き込まれたヒチョルが不満を漏らす場面も。抜群のバラエティセンスを持つSUPER JUNIORだけに、最後はスタジオを大爆笑に包み、番組を盛り上げていた。

ユニット活動も活発になり、デビュー20周年を目前にして新たな展開を見せるSUPER JUNIOR。それでもメンバーが揃えば、いつでも変わることのない絆を覗かせる彼らの素敵な関係性に、改めて尊さを感じ取ってしまうことだろう。

文=川倉由起子

放送情報【スカパー!】

ラジオスター #860(ヒチョル&イトゥク&イェソン&ウニョク/SUPER JUNIOR出演回)
放送日時:2024年6月2日(日)22:50〜
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

最新の放送情報はスカパー!公式サイトへ