2023年1月、岩手県奥州市の自宅で同居する祖母を包丁で殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われている女の裁判員裁判で、盛岡地裁は1日、懲役4年の実刑判決を言い渡しました。

判決を言い渡されたのは、奥州市前沢七日町裏の無職・千葉明子被告35歳です。
判決によりますと、千葉被告は去年1月3日、奥州市前沢の自宅で同居していた当時97歳の祖母タへさんの右腕と首を台所にあった包丁で刺し、殺害しようとしたとされています。
1日の判決公判で盛岡地裁の中島真一郎裁判長は、「動機の一部に軽度な障害の影響はあるものの、行動する能力が著しく減退した状態にはなく、責任能力を有していた」として、懲役5年の求刑に対し懲役4年の実刑判決を言い渡しました。

IBC

千葉被告の弁護人は控訴について「被告と相談して決める」とコメントしました。