Nianticが5月8日、「Pokemon GO(ポケモンGO)」のAR撮影機能「GOスナップショット」をアップデートした。8日6時30分以降、順次適用される。

 GOスナップショットは、図鑑に登録している好きなポケモンを、現実世界の背景とともに撮影できる機能。AR機能を活用し、ポケモンがあたかも現実世界に居るかのような写真を撮れるのが特徴だ。これまで、一度に撮影できるポケモンは1匹のみだったが、アップデート後は最大3匹のポケモンを同時に撮影できるようになる。

 手軽に撮影できるよう、メニュー画面にGOスナップショット用の入口を用意。メニュー画面の左下にあるカメラアイコンをタップすると、GOスナップショット専用の画面に移る。ここから、地方や季節、色など特定のテーマに沿った3匹のポケモンがプリセットされており、手軽に3匹のポケモンを撮影できる。もちろん、自分の好きなポケモン3匹を選ぶことも可能だ。集合写真のボタンを押せば、ポケモンたちがカメラの方を向いて笑顔を見せてくれる。

 ポケモンを出現させる場所はドラッグ&ドロップで自由に指定できる他、ひこうタイプのポケモンは、出現させる高さも調節できる。例えば「ルギア」や「ホウオウ」などポケモンを上空に出現させて、バトルをしているような写真も撮れる。

 「おもちゃ」を使うことで、ポケモンたちの向きを変えることもできる。撮影画面には「表情ボタン」も用意しており、タップすると笑顔や威嚇などの表情を見せてくれる。表情は各ポケモン1種類のみで、どんな表情をするかはポケモンによって異なるという。

 GOスナップショットのメッセージ性を高めて手軽にSNSなどでシェアしてもらえるよう、「デコステッカー」を新たに用意した。星やハートなどのステッカーがあり、当初は無料で配布する。デコステッカーは、ギフトから保存できる「ポストカード」には使えない、GOスナップショット専用のもの。なお、ポストカードで使える「ステッカー」をGOスナップショットに貼り付けることもできる。

 この他、撮影する写真がよりキレイになるよう改善した。ポケモンが実際の背景に隠れているように見せられる「ARブレンディング」の精度も改善し、カメラを横向きに構えても適用されるようになる。

 各ポケモンのサイズがGOスナップショットでも反映されるので、同じポケモンでサイズが異なる場合、その違いが写真上でも分かるようになる。なお、登場させたポケモン自体のサイズを変更することはできない。

 新機能として、連写やタイマー撮影も可能になった。連写機能を使えば、ポケモンたちが表情を変えた瞬間や動いた瞬間を押さえつつ、あたかもバトルをしているようなシーンを撮影しやすくなる。タイマー撮影を使えば、スマホを固定した後に自分(トレーナー)がカメラの前に移動し、ポケモンと一緒に写るといったこともできる。