Xiaomi Japanが5月9日、フラグシップスマートフォン「Xiaomi 14 Ultra」の日本発売を発表。5月16日から順次発売する。市場想定価格は19万9900円(税込み、以下同)。カラーはブラックとホワイトの2色で展開する。

 Xiaomi 14 Ultraは、ライカと共同開発したカメラを搭載したハイエンドモデル。海外では2024年2月に発表している。XiaomiはXiaomi 12シリーズ以降のモデルで、ライカと共同開発したカメラを搭載してきたが、日本でライカ監修カメラ搭載モデルを導入するのは今回が初めて。

 販路は、MNOがau +1 collection取扱店とau Online Shop、MVNOがIIJmio、量販店がビックカメラとヨドバシカメラ。ECサイトでは、Xiaomi公式サイト、Xiaomi公式楽天市場店、Amazon.co.jpでも取り扱う。

 背面に4つの5000万画素カメラを搭載しており、1型センサーで焦点距離が23mmの広角カメラ、3.2倍望遠カメラ、5倍望遠カメラ、超広角カメラで構成される。広角カメラと2つの望遠カメラは光学式手ブレ補正に対応している。3.2倍望遠カメラには約75mmのフローティングレンズ、5倍望遠カメラには約120mmのペリスコープレンズを採用し、超広角から望遠まで約12mm〜240mm(0.5倍、1倍、2倍、3.2倍、5倍、10倍)という6つの焦点距離をカバーする。

 広角カメラにソニー製のLYT-900センサーを採用したことで、高いダイナミックレンジを実現しながら、Xiaomi 13 Ultra比で消費電力を43%低減したという。1型センサーに加え、3.2umの画素ピッチ、4つの画素を1つとして扱うピクセルビニングにより、低照度でも美しく撮影できることをうたう。広角カメラはF1.63〜F4.0の無段階可変絞りにも対応しており、被写体を強調する、風景や集合など周辺もキレイに撮るなど、シーンに応じて絞り値を調整できる。F2.0の設定からは、点光源を照らした光芒撮影が可能になる。

 ポートレート撮影機能も強化し、肉眼で見たままの質感や色彩を記録することをうたう「マスターポートレート機能」を導入した。インカメラは3200万画素の広角カメラを1つ備える。

 ディスプレイは約6.73型のワイドQHD+(1440×3200ピクセル)有機ELを搭載しており、最大120Hzのリフレッシュレートに対応する。最大輝度は3000ニトとなる。

 プロセッサはSnapdragon 8 Gen 3、メインメモリは16GB、内蔵ストレージは512GBを備える。容量5000mAhのバッテリーを内蔵しており、付属の90W高速充電対応の充電器を用いると、約33分で100%まで充電できる。ワイヤレス充電にも対応している。

 IP68の防水・防塵(じん)にも対応している。背面には防汚性や抗菌性を特徴とするナノテクヴィーガンレザーを取り入れている。SIMはnanoSIM+nanoSIMのデュアル構成となる。OSはAndroid 14(Xiaomi HyperOS)をプリインストールしている。なお、おサイフケータイには対応しない。

 本体のサイズは約75.3(幅)×161.4(高さ)×9.2(奥行き)mm、重量は約219.8g。

●2万2000円の「フォトグラフィーキット」をプレゼントする特典も

 専用アクセサリーとして、Xiaomi 14 Ultra本体に装着する「フォトグラフィーキット」を5月16日に2万2000円で発売する。フォトグラフィーキットには2段階のシャッターボタンやズームレバー、撮影用のグリップがあり、デジタルカメラのように活用できる。1500mAhのバッテリーも内蔵しており、USB Type-Cで接続することで、Xiaomi 14 Ultra本体を充電できる。67mmフィルターアダプターリングデコレーションリングも付属する。

 Xiaomi 14 Ultraを購入すると、このフォトグラフィーキットをプレゼントする特典を5月16日から実施する。

 Xiaomi 14 Ultra プレミアムサービスとして、以下の特典も提供する。

・24カ月間の品質保証

・1回限定のスクリーン破損補償

・Xiaomiスマートフォン国際保証サービス

・YouTube Premiumの3カ月間無料

・Google One クラウドストレージ(100GB)の6カ月間無料