女優の石原さとみが主演する連続ドラマ「Destiny」(テレビ朝日系、火曜後9・0)の第6話が14日に放送される。

35歳の検事、西村奏(石原)が、12年前に起きた大学時代の仲間4人に関する事件、20年前の父親の死の真相に向き合う完全オリジナルのサスペンスラブストーリー。奏と大学時代の恋人、野木真樹(亀梨和也)が12年ぶりに再会したことを機に、それまで封印してきた青春時代の「ある事件」がよみがえり、2人が「20年に及ぶ運命」の波に翻弄されていく。

「Destiny」第5話振り返り

父で東京地検特捜部の元検事だった辻英介(佐々木蔵之介)が関わった「環境エネルギー汚職事件」の真相を追う奏は、特捜部時代の英介の部下だった新里龍一(杉本哲太)と対面。新里は事件後、検事を辞めていて「何も話せることはない」としながらも、「辻さんは死をもって真実を封じ込めた」とだけ教えた。その言葉が忘れられない奏は、長野の実家へ。突然の帰郷に驚く母の悠子(石田ひかり)を横目に、再び英介の遺品を探し始めた。すると奏は断片的に、中学時代に見た書斎にこもる父の姿を思い出し、遺品の中からボイスレコーダーを発見。横浜に戻った奏は、真樹を自宅に呼び出してレコーダーを再生した。

汚職事件をめぐり、英介は、真樹の父親で弁護士の浩一郎(仲村トオル)から、証拠が捏造されたものだと知りながら、起訴に踏み切ったという容疑をかけられていた。裁判の結果、被告人は無罪となり、検察から見捨てられた英介は、懲戒免職を逃れられない状況になっていた。レコーダーには、英介の「私は断じて事件の捏造などしていない」という訴えや、「奏には自分の本当の姿を知ってほしい」という言葉が残されていた。

父の言葉を聞いた奏は「私たち、もう会うのはやめよう」と告げ、真樹もそれを受け入れたが、部屋を出た直後、真樹がその場で倒れ込んだ。奏は、結婚を約束している医者の奥田貴志(安藤政信)に連絡。真樹を病院へ連れていった。奏と真樹が自宅で会っていたことを知り、ショックを受ける貴志。奏は必死に真樹との関係を説明した。貴志は「僕は君と結婚するつもりだし、そうしたいと思ってきた。君を裏切ったことは一度もない。でも、君のやっていることは…」と言葉を詰まらせながら涙を流した。奏は貴志に謝罪すると、もう真樹とは会わないことを約束した。真樹はそんな2人の会話を聞いていた。

翌日、貴志は、真樹がガンであることを奏に打ち明ける。重篤なガンで今すぐ処置が必要だと強調した。一方、真樹は浩一郎に会いに実家へ。その晩、真樹の実家が激しい炎に包まれた。多くの野次馬が集まる後ろで警察から声をかけられた真樹は「俺が、燃やしました」と述べた。

「Destiny」第6話振り返り

真樹の実家が放火され、浩一郎は意識不明の重体に。あろうことか、その日実家を訪れていた真樹が、犯行を自白し、放火事件の被疑者として警察で取り調べを受けていた。ニュースで真樹の逮捕を知り、驚きのあまり言葉を失う奏。さらに、支部長の大畑節子(高畑淳子)が衝撃の発言をする。大学時代に愛し合った2人は、12年の時を経て、検事と放火事件の被疑者として対峙することになり…。