フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1マイアミGPのスプリントレースで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の勝利を阻止することはできなかったものの、ペース面ではフェラーリがレッドブルに近づいていると確信しているようだ。

 スプリントでルクレールは、フェルスタッペンから少し離され、クリーンエアとなった後はフェルスタッペンと同等のペースで走行。3.371秒差の2位となった。

 レッドブルの勝利を阻止するためには、フェルスタッペンにプレッシャーをかけることが重要だとルクレールは考えている。

 その根拠は何かと聞かれたルクレールは、次のように答えた。

「スプリントレースでは、いつもより少し(レッドブルに)近づけたと思う」

「マックスはスプリントでマシンに満足できていなかった。だから、彼がマシンに満足してどれだけ前進したかを見る必要がある」

「でも僕らの方も微調整できた。僕たちは一歩前進できたという自信があるから、どうなるか見てみよう」

「(スプリントで)見たようなペースがあれば、戦略次第で常にもう少しプレッシャーをかけられると思う。そうなることを願っている。2台が上位にいるんだから、いいチャンスだよ」

 ルクレールは、スプリントレースでのフェルスタッペンとの3.371秒というギャップは、2台のパフォーマンス差を表したものではないと感じている。

 19周で争われたスプリントレースでの2台のペースを振り返り、ルクレールは次のように語った。

「僕たちは似たようなペースだったと思う。最後の2、3周はマックスが優勢で、少し離されていたかもしれない」

「でもそれを除けば、僕は乱気流の中で少し苦しんでいた。1.8秒、1.7秒と差を縮めていたのに、2.2秒、2.3秒と落ちていって、また少し戻ってきた。ほとんど乱気流と格闘していたんだ」

「最初にDRSが使えれば、もう少しプレッシャーをかけられたと思う。でも(スタート直後に複数台が絡む事故があり)それができなかったんだ」

「だから僕たちは、後ろにいるときはDRS圏内を維持して、前にいるときは引き離すことができるように、レースを見直してトライしてみる必要がある」