現地時間6月15日16時(日本時間23時)、2024年のル・マン24時間レースがスタートした。開始30分の時点では、フェラーリAFコルセの50号車と51号車がワンツーとなっている。

 2024年の世界耐久選手権(WEC)は最高峰ハイパーカークラスに参戦するメーカーの数も増え、ル・マンのエントリー台数もハイパーカークラスだけで23台を数えた。その他、今季はWECの選手権から外れているLMP2クラスも16台がエントリーし、LMGT3クラスには23台が参加した。

 予選でポールポジションを獲得したのはポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車。2番グリッドにはキャデラックの3号車がつけた。トヨタ勢は8号車がクリアラップを取れず11番手、7号車は予選で赤旗原因となりタイムを抹消されたことにより最後尾の23番手スタートとなった。

 スタート直後は接触などでイエローフラッグが出ることもなく、混乱のない幕開けとなった。オープニングラップでは、ニクラス・ニールセンがドライブする3番手スタートのフェラーリ50号車が先頭のポルシェを抜きトップ浮上。その後は僚友の51号車も、元F1ドライバーのアントニオ・ジョビナッツィがキャデラック3号車、ポルシェ6号車を抜き2番手に上がったため、レース開始早々からフェラーリのワンツーとなった。

 なおトヨタ勢は8号車がセバスチャン・ブエミのドライブで6番手に浮上。7号車はニック・デ・フリーズが集団の後方から慎重なレース運びを見せている。