ケンタッキーダービー(日本時間5月5日)に出走を予定していたエンシーノが回避し、補欠からエピックライドが繰り上がり出走することを主催者が発表した。

 エンシーノはゴドルフィンが所有し、B.コックス調教師が管理するナイキスト産駒。昨年12月29日のデビュー戦こそ2着に敗れたものの、明け3歳は前走のG3レキシントンステークスで重賞初制覇を飾るなど3連勝していた。コックス師は米競馬メディア『Daily Racing Form』に対し、エンシーノは現地4月30日の調教後にクリニックで軟部組織に軽い張りがあり、30日の休養が必要という診断を受けたとのこと。

 エンシーノは枠順抽選で9番に決まっていたため、その回避によって日本のテーオーパスワードやフォーエバーヤングなど外の馬の枠順は、ゼッケン番号をそのままに内へ1つずつ寄ることとなる。

 また、繰り上がり出走のエピックライドは大外の20番枠(ゼッケン21番)に入る。同馬はJ.エニス調教師が管理するブレイム産駒で、前走のブルーグラスステークスでは1着のシエラレオーネから5馬身1/4差の3着だった。通算5戦2勝ではあるものの、リステッドでの2着を含み全て3着以内と堅実な成績を残している。