決勝進出を果たしたジャリー
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は17日、シングルス準決勝が行われ、第21シードのN・ジャリー(チリ)が第14シードのT・ポール(アメリカ)を6-3, 6-7 (3-7), 6-3のフルセットで破り「ATPマスターズ1000」初の決勝進出を果たした。

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28歳のジャリーは今大会、初戦の2回戦で世界ランク37位のM・アルナルディ(イタリア)、3回戦で同125位のS・ナポリターノ(イタリア)、4回戦で同109位のA・ミュレール(フランス)、準々決勝では第6シードのS・チチパス(ギリシャ)を下し4強入りした。

この試合の第1セットでは4本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに74パーセントの確率でポイントを獲得。ポールに1度もブレークポイントを与えることなく先行した。

第2セットも先にブレークしたジャリーだったが、その後追いつかれると、タイブレークでは4度のミニブレークを許してセットカウント1−1に追いつかれる。それでもファイナルセットでは第6ゲームでブレークを奪うと、その後訪れた3度のブレークのピンチを凌ぎ切り、第9ゲームのサービング・フォー・ザ・マッチで5度目のマッチポイントを決め、2時間44分の熱戦を制した。

ジャリーは決勝で第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準決勝で第29シードのA・タビロ(チリ)を逆転で下しての勝ち上がり。


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