新型コロナウイルスが5類に移行して、8日で1年です。GWは「人の流れ」が戻りました。
連日盛況となった天草のイルカウォッチング。
訪れた人
「(感染症を)気にすることなく楽しく家族で出かけています」
阿蘇市のレンタル着物店の客足も伸びています。
スタッフ
「地元の方が今までは多かったが、連休GWは、県外の方もお越しいただいております」
着物を着て向かう先は、楼門が再建され初のGWとなった阿蘇神社。門前町商店街にもマスクをしている人は、ほとんどいませんでした。
観光客
「車のナンバーがいろんな県だったので、多くの方が熊本に来ているなと思いました」
従来と比べ、特に多かったのが外国人観光客です。
観光客
「香港からです。阿蘇はとても美しく空気が新鮮で人が良い、食べ物もおいしい」
3月に日本を訪れた外国人観光客は、308万1600人で、去年と比べ69.5%増えました。単月で300万人を突破するのは、初めてです。
熊本空港の2023年度の国際線旅客数は2月末までで19万7668人。過去最多だった2018年度の20万5000人を超える見込みです。
牽引しているのは現在週12便運行している台北線。GWにも台湾から多くの観光客が訪れました。
台湾からの観光客
「2週間くらい滞在します。おいしいものを食べます肉とか。(馬肉?)大好きです」
台北線就航のきっかけとなった、あの場所を目的にする人も。
台湾からの観光客
「ここに行きたい。(TSMC?)そう!」
TSMC進出の好影響は県内の商業施設にも及んでいます。
JR熊本シティ永田史朗社長
「TSMCの関係もございましょうか、台湾を中心としたインバウンドのお客様が増えた」
開業3年目を迎えたアミュプラザくまもとは、新型コロナ5類移行前後から客足が伸び、2023年度は過去最高の売上高277億円を記録しました。
JR熊本シティ永田史朗社長
「一番大きいのはコロナからのリベンジ消費です」
今年度は過去最高を更新する293億円の売上を目標にしているということです。
GW期間中の九州新幹線、博多〜熊本間の乗客数は去年の103.7%。5日の阿蘇中岳の火口見学には過去最高の5936人が訪れるなど観光拠点には、軒並み去年以上の観光客が訪れました。期間中、ほぼ満室だった阿蘇の宿泊施設は、3割を外国人客が占めたということです。