噺家(はなしか)らが結成したバンドの演奏が楽しめる「神戸新開地音楽祭@喜楽館」が7〜12日、神戸新開地・喜楽館で開かれる。音楽祭をさらに盛り上げようと、新開地で育った桂あやめさんらが企画。「今回はブギウギ音楽に挑戦する。陽気な気分になって」と話す。(津田和納)


 企画は3回目。発案者のあやめさんは音曲漫才が持ち芸で、今年はサックスを担当する。「ストリート全体が舞台なので、その一部として喜楽館にも訪れてほしい」と思いを込める。

 あやめさんら噺家で組む「ホーンなあほな」は9人組。トランペットやアコーディオン、ドラムなど楽器を持ち寄り、寄席の最後に30分のステージを上演する。ジャズの「聖者の行進」から「ヘイヘイブギ」まで曲は多様。桂九雀さんは「水を得た魚のような楽しさ。若手からベテランまでがそろった演奏を見て」と話す。

 ほかに、月亭遊方さんや桂小春団治さんが出演。一般前売り2300円。喜楽館TEL078・335・7088

     □

 神戸新開地音楽祭は11、12日正午〜午後7時半、湊川公園や新開地商店街など10カ所で開かれる。全国から集まった歌手やグループ約280組が出演し、ジャズやブルースなど個性豊かなステージを披露する。屋台村(正午〜午後7時半)や新開地マルシェ(正午〜午後6時)もある。「新開地まちづくりNPO」TEL078・576・1218