17日午後、兵庫県芦屋市の会社員男性(61)が「投資話で現金約130万円をだまし取られた」と同県警芦屋署に届け出た。同署は詐欺事件として調べている。

 同署によると、男性は2023年12月30日、交流サイト(SNS)上で投資に関する投稿をしていた女性を名乗る人物と知り合ってFX(外国為替証拠金取引)の投資手法を教わるようになり、SNSの写真の容姿にも好意を抱いたという。相手から指定されたアプリをインストールして口座に資金を入金するよう求められ、24年2月に3回にわたって現金計約130万円を振り込んだという。

 アプリの画面上では500万円以上の利益が出ていると表示されていたため、男性は4月初旬に出金を依頼。しかし、相手から「出金するにはさらに費用が必要」「入金が確認できない限り出金できない」などと言われたため、不審に思って弁護士に相談し、詐欺に気付いたという。