香川県によりますと、14日に行った貝毒検査において、播磨灘沿岸海域(さぬき市〜東かがわ市)の養殖マガキから、国の定める規制値を超える「まひ性貝毒」が検出されたということです。

 県は、13日と14日にこの海域でとれた天然イワガキについて、出荷業者に、自主回収・出荷自粛するよう呼び掛けています。そのため、流通している二枚貝は、安心して食用にできるとしています。

 一方で、潮干狩りなどでとれた二枚貝は食べないようにしてほしいとしています。

 県によりますと、まひ性貝毒を摂取した場合、舌や唇のしびれなどの症状が出て、重症の場合は体が思うように動かなくなるということです。

 今後は1週間に1回程度、貝毒検査を行い、3週連続で規制値以下となった場合、規制を解除するということです。

 香川県は、6月5日と12日にも、屋島周辺の養殖マガキや養殖アサリから、まひ性貝毒が検出されたと発表しています。