将来にわたって平和活動を続けるために、学生たちが商品の制作に取り組んでいます。

シャツに描かれた4羽の折り鶴。

よく見ると、顔は尾曲がり猫や龍踊の龍になっています。

長崎県の内外の大学生でつくる団体「MICHISHIRUBE」が27日に立ち上げるブランド「長崎ピース」の商品です。

MICHISHIRUBE 長崎大学2年
森琴絵さん
「長崎ピースの第1弾として私がデザインしました。若者も「かわいい」と思って着てもらえたらうれしいと思って、ほんわかした絵にしました」

普段から身近なところで平和を発信してもらおうと、シャツやショルダーバッグに
デザインしました。

白と黒の2色のシャツは外国人観光客への販売も見据え、大きめのサイズに仕上げました。

ブランドを立ち上げたのは、平和活動の資金を会費や募金などではなく、平和グッズの収益でまかなうことで活動を持続的なものにするという狙いがあります。

MICHISHIRUBE 鎮西学院大学3年
大澤新之介代表理事
「担い手不足と資金不足を解決した上で(平和への思いを)発信しないと単発の平和活動では意味がないと思っているので、続けていくために収益性をメインとして行っている。今回、第1弾ですが、長い目で見ていただいて応援していただきたい」

商品は長崎市の平和町商店街などで販売予定で、今後、販路の拡大や新商品の開発にも取り組みます。