突然ですが、みなさんは英語は得意でしょうか?鹿児島県鹿屋市は5月から新たに、気軽に英語にチャレンジできるイングリッシュカフェをオープンさせました。

鹿屋市旭原町にある「ロバーツイングリッシュハウス」。

教えているのはイギリス出身の元警察官ジミー・ロバーツさん。奥さんの地元、鹿屋市の自宅で英会話教室を開いています。

隣町の垂水市から車で40分ほどかけて通う堀之内明さん、73歳です。

堀之内明さん
「The boy is holding the cat.(少年はネコを抱えている)」
ロバーツさん
「Good job.(いいね)」

70代の堀之内さん、頭の体操になれば、と英会話を始めたそうですが3年がたった今、気持ちに“変化”が生まれたそうです。

堀之内明さん
「今までだったら外国の人とすれ違ったら逃げようとしていたが、今、外国の人を見たら、英語圏の人なら自分から行ってちょっと話してみようという気になる」

そんなチャレンジ精神に応えてくれる新たなスポットが鹿屋市にできました。

鹿屋支局・吉留李奈リポーター
「身につけた英語でおしゃべりを楽しんでみたい。そんな人のために鹿屋市が設けることにしたのが、こちらの『イングリッシュカフェ』です。それではレッツゴーインサイド!」

鹿屋市の市民交流センター「リナシティかのや」のカフェの一角がイングリッシュカフェのスペースです。

いろんな国の人たちが仲良くなれる社会を目指して、鹿屋市が5月から月1回のペースで始めた特別なカフェです。

外国人
「Hello. Nice to meet you.(こんにちは 初めまして)」
利用者
「Nice to meet you, too.(こちらこそ初めまして)」
外国人
「What’s your name?(あなたのお名前は?)」
利用者
「Shoko.(ショウコです)」

英語の話し相手は、さきほどのロバーツさんのほかに、鹿屋市の国際交流員やALT外国語指導助手です。

初めての開催となったこの日は、子どもから高齢者まで20人が訪れ、カフェは大盛況でした。

外国人
「Do you like English music?(英語の音楽は好きですか?)」
堀之内明さん
「あー…イングリッシュミュージック…ええとね…あー…イングリッシュミュージック…ええとね…ビートルズ 『イエスタデイ』」
外国人
「I’m from England.The Beatles are from England.At KARAOKE,I sing a Beatles.(私はイングランドから来ました。ビートルズはイングランド出身です。カラオケでビートルズの曲を歌います)」

英会話教室歴3年の堀之内さんも頑張っています。

中には1カ月ほど前にふるさと鹿屋に戻ってきたばかりという男性も。英語が話せるこんな空間を探していたそうです。

ロバーツさん
「What do you do for work?(あなたの仕事はなんですか?)」

利用者
「Highschool teacher.(高校教師です)」

ロバーツさん
「Highschool teacher! You teach English?(高校の教師!英語を教えているんですか?)」

利用者
「Mathematics.(数学です)」

利用者
「生の英語を生の外国人と話すことができて、やっぱり楽しい。発音も違うので自分がどれくらいできるかなと。独学ではできないことなので楽しく過ごしています」
「聞き取りはできるが自分が言いたいことを伝えるのがなかなか英語が出てこない」

そして、こんなかわいらしい先生もいました。

ロバーツさん
「Kyohei.(息子の京平です)」

ロバーツさんの息子 ロバーツ京平くん(6)
「I can speak Japanese,and English.(僕は日本語と英語が話せます)」

利用者
「I can speak Japanese,and Kagoshimaben.(私は日本語と鹿児島弁が話せます)」

なんともかわいい6歳の京平くんを相手に私も英語に挑戦です。

京平ちゃん「What food do you like?(好きな食べ物はなんですか?)」
吉留リポーター
「I like Mango.(マンゴーが好きです)」

そうです。私(吉留リポーター)、正直、英語は得意ではありませんが、文法などはさておき、心と心はしっかり通じ合った気がしました。

鹿屋市はこのイングリッシュカフェを2025年3月まで、毎月第3日曜日の午後に開くことにしています。

鹿屋市政策推進課・新宮尚彦さん
「初めてだったので、人が集まるか一番心配していたが、一定程度集まっていただいたのかなとホッとしている。外国の人たちの文化も理解して、違いをお互い相互理解する中で、国際交流というところで鹿屋の中でもっと広がっていけばいい」

参加費はワンドリンクオーダー制で事前の申し込みも必要ありません。

みなさんもぜひイングリッシュカフェでネイティブな英会話に触れてみてはいかがですか。

みなさんのサポートもあって、私(吉留リポーター)の英語力でも会話が成り立ってすごくうれしかったです。とにかく話してみることが大切だと思いました。

See You NEXT TIME!