スペインの自動車メーカー「セアト」の自動車ブランド「クプラ」は、ステーションワゴン新型「レオン」を公開しました。その詳細を見てみましょう。

フォルクスワーゲンのプラットフォームを使ったスペイン車に注目!

 スペインの自動車ブランド「クプラ」は、2024年4月にステーションワゴン新型「レオン」を公開。フロントフェイスなどを大きく変更しました。

 スペインのカタルーニャ州に本拠地を構える自動車メーカー「セアト」。かつてはフィアット車のライセンス生産をしていましたが、その後フォルクスワーゲングループの傘下に入り、同社の兄弟車などを生産しています。

 「クプラ」は、そのセアトの高性能モデルとして展開されています。そして今回発表された新型レオンは、同ブランドで生産しているステーションワゴン/5ドアハッチバックとなります。

 エクステリアは大きめの格子状のフロントグリルが特徴的な大口顔。大胆でスポーティーなデザインとなっています。

 インテリアは、センターコンソールなどを新設計したことで、高級感が高められています。デジタルメーターや、ダッシュボード中央には12.9インチのディスプレイなどを装備しています。

 パワートレインには、TSI(ガソリン)、マイルドハイブリッド(eTSI)、TDI(ディーゼル)、eHybrid(プラグインハイブリッド)など4つのバリエーションを展開。PHEVモデルであれば最大275馬力を発揮するなど、パワフルな走行が楽しめそうです。

 さらに、トルクスプリッターとAkebonoブレーキを装備した高性能なスポーツツアラーモデルも展開。こちらには最大333馬力を発揮するガソリンエンジンが搭載されています。

 プラットフォームには、フォルクスワーゲン「ゴルフ7」などと同じ「MQBプラットフォーム」を使用。また、安全性については欧州の評価機関「Euro NCAP」から五つ星を獲得するほど高評価を受けています。

 価格は2万7900ユーロ(約470万円)からです。また、レオンはスペインやユーロ圏だけでなく、英国でも展開しています。

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 いかにも俊敏そうなステーションワゴンに仕上がっている「レオン」。クプラでは同じくフォルクスワーゲンの「MQBプラットフォーム」を使用したクロスオーバーSUV「フォーメンター」も生産しており、レオンと同じタイミングで新型モデルが登場しています。