ラオスに学校を建設する活動に取り組む高知市の高知商業高校が、2023年度の活動で集めた資金をラオスの教育支援などを行う「高知ラオス会」に贈りました。

高知市の高知商業高校は、30年前の1994年からラオスに学校を建設するための活動を行っています。ラオスを訪問し工芸品などの商品を仕入れて県内で販売。その収益金などで、これまでに9つの幼稚園や学校を建設しました。今回は、ラオスの植物と県内の茶葉をブレンドして作ったお茶や、生徒たちが開発したスイーツなどを販売した利益の一部と、寄付をあわせて、99万5541円が「高知ラオス会」に贈られました。

ラオスの学校からは「ICT機器がなく授業づくりが円滑に進まない」、「お世話になった生徒たちとオンラインでつながりたい」といった話があり、今回の資金はパソコンとプリンター費にあてられるということです。

(高知商業高校 生徒会長 岡田咲さん)
「30周年という記念すべき年に99万円という大きな金額を贈呈させていただけることにうれしさを感じている。私たちからも新しいアプローチをしていきながらラオスの子どもたちが『やりたい』、『興味がある』ということができればなと思う」

生徒たちは今年8月に研修でラオスを訪問し、現地のニーズなどを調査する予定で、今後もラオスの子どもたちへの質の高い教育の実現に向けて活動を続ける考えです。