高知県内のさつき愛好家が育てたこだわりの盆栽が集まる「さつきまつり」が2024年も高知県立牧野植物園で始まりました。

23日から始まったのは、高知県さつき愛好会の会員の作品がズラリと並ぶ「さつきまつり」です。

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(リポート:川見真宵アナウンサー)
「こちらの会場では40鉢以上のさつきが展示されています。なかには60年以上かけて作られたものもあり、まさに作者が人生をかけて育ててきた、その思いが伝わってきます」

こちらはさつきまつりの最高賞「高知県知事賞」を受賞した、鈴木義夫さんの作品です。

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枝ぶりや花の色のバランスの良さが評価されました。作者の鈴木さんは現在90歳。高知市の潮江東小学校の教諭だった鈴木さんは、30歳のころ親戚が育てていたさつきの美しさに魅せられ、盆栽づくりを始めました。

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こちらは鈴木さんが30代のころからおよそ60年間休むことなく手入れして育ててきた作品です。

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(高知県さつき愛好会 鈴木義夫 副会長)
「花というのは理屈抜きに人の心を癒すことですよね。日々それぞれの哀歓がありますが、花にふれて心和む思いを持っていただければ」

訪れた人は樹齢100年のさつきなど迫力ある盆栽に見入っていました。

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(大阪から)
「幹を見ていたらすごい年月をかけてきっと丹精されたんだろうなと」
「このつくり、ねじり、造形、これはやっぱり大したものだなと。ここまで丹精を込められた方の絶え間ない愛情みたいなものを感じます」

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さつきまつりは5月26日まで行われています。