暴力のない社会を目指す団体の総会が6月20日に高知県香南市で開かれました。県内の暴力団組織や構成員は減少傾向にあるということです。

KUTV

暴力のない安全で安心な住みやすい社会を目指す「南国警察署管内暴力排除協力会」の総会には、協力会のメンバーや警察官ら34人が参加しました。総会では県内の暴力団の現状報告のほか、「暴力団を恐れない・暴力団に金を出さない・暴力団を利用しない・暴力団と交際しない」という『暴力追放宣言』が行われました。県警によりますと、2024年5月末時点で県内にはおよそ9つの暴力団組織とおよそ40人の構成員がいて減少傾向にありますが、最近はSNSなどを使った特殊詐欺にも、暴力団組織の関与が疑われているということです。

(南国警察署 中野自書 署長)
「暴力のない安全で安心な社会を実現していくためには、警察と地域のみなさんが一体となって社会全体で暴力団を排除していかなければなりません」

協力会と県警は、今後も暴力団排除の運動に取り組んでいくとしています。