ゴールデンウイーク(GW)最終日の6日、古里や観光地から日常へ戻る人の流れで鉄道や空の便は上りのピークを迎えた。新型コロナウイルスの5類移行から間もなく1年で、制限のない連休を楽しんだ喜びの他、能登半島地震からの復興の遅れを懸念する声も聞かれた。

 東京駅では一部の新幹線が混雑の影響で遅延するとのアナウンスが流れた。

 能登半島地震の被災地、石川県羽咋市の実家に定期的に行き来している50代の女性会社員は「(損壊を示す)赤い紙が貼られた家を見かけ、時が止まったままのようだった」と振り返った。

 成田空港や羽田空港も旅行客らでにぎわった。