他人名義のインターネットバンキングの口座から1996万円を不正送金するのを手助けしたとして警視庁サイバー犯罪対策課は23日までに、電子計算機使用詐欺ほう助の疑いで福島県白河市、派遣社員阿部雄哉容疑者(36)ら男3人を逮捕した。名義人に成り済まし銀行に電話をかけるなど、口座の出金停止措置を解除した疑いがある。

 同課によると中国語を話す氏名不詳の人物が不正送金のため口座に不正アクセスしたところ、銀行が出金停止の措置をした。同課はこの人物が3人に指示をして措置を解除させたとみている。

 他に逮捕されたのは福島県矢吹町、アルバイト山田政克容疑者(27)と川崎市、無職黒沢吉信容疑者(34)。