核兵器廃絶を国内外で呼びかける27代目の「高校生平和大使」の結団式が16日、広島市で開かれた。17都道府県から選ばれた23人が集まり「世界情勢が不安定な今だからこそ、核兵器廃絶の思いを訴え続けていきたい」と決意を表明した。

 新潟県代表の長岡高2年西脇あかりさん(16)は新潟市が原爆投下の候補地だったことに触れ「平和について、自分ごととして考えるきっかけをつくりたい。人々の記憶と思いを過去から現代、さらに未来へつないでいく」と意気込みを語った。

 8月にはスイス・ジュネーブの国連機関を訪れ、核兵器廃絶を求める署名を届ける予定だ。