【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補指名争いから撤退したヘイリー元国連大使は22日、指名が確定したトランプ前大統領に投票する考えを示した。穏健派から根強い支持を受けるヘイリー氏の態度表明は挙党態勢の構築を急ぐトランプ陣営にとって追い風になりそうだ。

 ヘイリー氏は、撤退後も激戦州などで多数の票を獲得。民主党のバイデン大統領もヘイリー氏の支持者に秋波を送り、どの候補に票が流れるのか注目されてきた。

 ワシントンのシンクタンク、ハドソン研究所で演説したヘイリー氏は「何度も言ってきたようにトランプ氏は完璧ではないが、バイデン氏は破滅的だ。だからトランプ氏に1票を投じる」と語った。