滋賀県栗東市は10日、5月に発送した国民健康保険特定健診受診券について、25人に別人の氏名や性別が印字された券を交付していたと発表した。

 栗東市保険年金課によると、国民健康保険被対象者のデータを作成し、印刷する際、設定に誤りがあり、25人分を同じ氏名、性別で印字した。封入作業時の確認でも見落とし、5月20日までに送付したという。今月8日午後5時ごろ、対象者の家族から氏名に誤りがあるとの連絡を受け、ミスが分かった。市は誤交付した対象者の家を訪問し、謝罪した上、受診券の回収と差し替えを順次行っている。

 同課は「複数人での確認や、処理手順の見直しなどで再発防止に努める」としている。