20代の恋愛離れが進む

 車離れやテレビ離れなど若者の「〇〇離れ」が話題になっています。そのなかでも「彼氏はいらない」「恋愛はいいかな」といった恋愛離れが進んでいます。本記事では、20代男女の恋愛への考え方について紹介します。なぜ20代が恋愛をしないのか? 恋愛心理学的要素とは? など、若者の恋愛について知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。

あなたは恋愛をしたいと思いますか?/with調べ

20代が恋愛をしない理由

 マッチングアプリ「with」が、恋愛に関するインターネット調査を実施した結果を公開しました。全国の20〜29歳の男女1000人が回答した「あなたは恋愛をしたいと思いますか」に対する回答を見ていくと、そのうち「したい」48.9%、「したくない」51.1%という結果になっていました。若者の恋愛離れが話題になっていますが、意外にも全体の半分程度は、恋愛をしたいと考えているようです。

 しかし「恋愛をしたい」と答えた人に「積極的に恋活をしていますか?」と追加の調査結果の回答では、76.7%が「していない」と回答。恋愛をしたくても恋活をしていない理由はどういったものなのか?

恋人が欲しくても“恋活”しない理由って?

 積極的に恋活をしない理由として上げられていたのが、「自分に自信がないから」52.1%と半数以上が回答していました。つまり、恋愛はしたいけれど、自信がなく“恋愛離れ”の状態になっています。この結果から読み取れるのは、恋愛離れ=恋愛に興味がないのではなく、恋愛に踏み切れない人が増えているということ。

20代が恋愛したくない理由

 アンケート結果にもあったように、半数は「恋愛をしたくない」と答えています。30代以上の人の中には恋愛を楽しんだ経験があり「なぜ恋愛をしないのだろう」と疑問を抱いている人もいるでしょう。では次に、20代が恋愛をしたくない、しないと考えている理由をみていきましょう。

 恋愛以外に夢中になれることがある
 傷つくのが怖い
 結婚をしたくない
 無理に好きな人を作りたくない

 最近ではSNSなどのインターネットが普及しており、スマホ1台でゲームや動画鑑賞などの娯楽を楽しめます。さらにわざわざ人に会わなくてもインターネットでコミュニケーションを取れるため、寂しさを感じづらいのも要因の1つです。

 このように恋愛をしなくても楽しめたり、夢中になれたりすることがあるため、そこまで恋愛を必要としていない部分があるようです。また、SNSが普及したことによって、対面のコミュニケーションが苦手な人が増えています。人と深く関わることで裏切られたり、嫌な思いをしたりするのが嫌で恋愛に前向きになれない人も少なくありません。

20代の中で起こる恋愛心理学的要素

20代の中で起こる恋愛心理学的要素

 20代の中で起こる恋愛心理学的要素に“蛙化現象”や“蛇化現象”があげられます。この2つはSNSやテレビでも話題になっており、耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

“蛙化現象”とは、好意を寄せている男性が振り向いた途端、相手のことを「気持ち悪い」「嫌だ」などとマイナスな気持ちを抱いてしまうことを指します。相手に嫌悪感を抱くだけでなく、自分にも嫌悪感を抱いてしまうことも少なくありません。相手を騙したような気持ちになり、恋愛に対する自信を失ってしまうことも。

 一方“蛇化現象”は、何でも我慢してしまう現象をいいます。冷たい態度、暴言・暴力、浮気など、本来なら許すわけがない事柄でも許してしまうという現象を指します。

 どちらの現象も、陥ってしまうことで、相手との良好な関係を築くことが難しくなってしまいます。人によっては、このような心理的な現象に陥って、恋愛から遠のいてしまう人も少なくないでしょう。

【まとめ】
 若い世代の恋愛離れは、年々と進んでいるように見受けられますが、SNSの発達やリアルなコミュニケーションの低下など、外的要因を通じて、恋愛に対する苦手意識が生まれていることは大きいかもしれませんね。恋愛に傷はつきものということを念頭におきながら、自分のペースで恋愛を楽しめるといいですね!

(mimi)