少しずつ積み重ねていくことで、体も心も健やかになれるだけでなく自分を好きになれるのが漢方養生。漢方養生とは春夏秋冬、朝昼晩、自然に沿った暮らしをすること。山梨県で鍼灸院を営む夫婦のユニット、moxies(モクシーズ)さんに教えてもらいました。毎日更新しますので、琴線に触れるものがあれば実践をしてみてくださいね。

5月24日
意識的に活動量を増やしましょう

夏に向かって活動的になる季節。冬は室内でくつろぐぎ春に向けて体力や気力を温存する季節ですが、対する春夏は運動し、筋力を高める時。
夏の活動量が適量であれば、結果、秋も冬もすごしやすくなります。

この季節のキーワードは、"発汗"。
発汗しやすくすることで、余分な水分を体内に溜め込まない体になり、梅雨の季節も快適に過ごす事ができます。
ぜひ、汗をかくまで体を動かしましょう。血流も促進され、代謝も良くなります。

普段運動をあまりしていない人もまずは10分から運動する時間を確保してみてはいかがでしょうか。たとえば昼休みにラジオ体操を取り入れてみる、駅ではエレベーターやエスカレーターではなく階段を使うようにする、電車の中でかかとを上げ下げしてふくらはぎの運動をしたりする。
日々の重ねでつくられている私たちです。
毎日の積み重ねこそが根本的な体質改善につながります。

PROFILE
moxies(モクシーズ)/2014年結成の鍼灸師のユニット。山梨県と長野県にある鍼灸院での治療を主軸にお灸のセルフケアワークショップや勉強会などを不定期に開催。手軽にセルフケアをできるお灸アイテムの開発や漢方薬局とコラボした漢方茶の制作、古材を使用したよもぎ蒸しスツールの開発など、精力的に活動している。

edit:Nao Yoshida illustration:moxies
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