激動の昭和時代、日本で初めての女性弁護士となったヒロインが、さまざまな壁にぶつかりながらも法曹の世界で奮闘する姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。第40回(5月24日放送)では、戦争が激しさを増していき、女子法曹の道が途絶えてしまったなか、寅子の夫・優三の元に召集令状が届く。

ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)は訪ねてきた後輩の小泉(福室莉音)から、母校の明律大学女子部が閉鎖されることになったと知らされる。さらに今年は高等試験もおこなわれないため、寅子たち女性法曹の道は途絶えてしまうことに。

戦局がますます厳しくなるなか、寅子は夫・優三(仲野太賀)と生まれたばかりの娘・優未(ゆみ)と戦争を乗り越えることを最優先にしようと心に決める。しかし、とうとう優三の元にも召集令状が届き・・・。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となる一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。