大阪の水族館「海遊館」(大阪市港区)で昨年誕生したコツメカワウソの3兄弟。4月24日より展示デビューすることが発表された。

カワウソの仲間では最も小型の「コツメカワウソ」。海遊館での繁殖は10年ぶりとなり、2023年8月に4頭の赤ちゃんが誕生した。

4頭のうち唯一のメス「シイ」は、母親「センティ」とともに関連施設「ニフレル」(大阪府吹田市)で一足早く展示デビューをしている。今回はオスの3兄弟「ヒノキ」「ブナ」「ミョウガ」が、現在バックヤードで同居しているおとなの「ミウ」とともに、海遊館でデビューすることとなった。

海遊館はこの3匹を「ちびうそ」と称し、毎朝の体重測定や生後約40日頃におこなった離乳訓練、おもちゃで遊ぶ様子などをSNSなどで発信してきた。

今回の展示デビューを受け担当者は、「バックヤードよりも深く広いプールや滝、水中を泳ぐアユなど、展示水槽はちびうそたちの『はじめて』がたくさんあります。新しい刺激にふれながら成長していくちびうそたちを、これからも見守っていただけるとうれしいです」と呼びかけた。

展示水槽はメインビル7・8階「日本の森」。生き物の状態により、展示開始日が変更になる可能性あり。