息を吐くことを意識して呼吸は意識せずに自然にまかせる

日常の生活では無意識に呼吸を行っていますが、ランニング時は呼吸の方法が間違っていると、走るのがつらくなったり、息がすぐに切れてしまいます。そんな経験をされた人も多いのではないでしょうか。正しい呼吸法を行うことができれば、徐々に長い距離を走れたり速く走れたりするなど、よりランニングが楽しくなります。

 

基本は鼻から息を吸って、口から吐く。呼吸でリズムを作って、そのリズムで走ると良いでしょう。「〝スースハーハー〟の呼吸がいいんですか?」と聞かれることも多いのですが、呼吸をすること自体も結構疲れる動作なのです。きつい時だけでなく楽な時にも「スース―ハーハー」呼吸をしていたら、それだけで心拍数が上がってしまいます。必要な時に必要な分だけ呼吸したほうが良いですね。

 

まず、走っている時は息を吐くことに意識を向けてみてください。そして呼吸のリズムは一定に。「スース―ハーハー」という呼吸は過度な呼吸を繰り返すことになるので、序盤からやる必要はないと思います。いろいろ試しながら、自分に合った呼吸法を見つけてみてください。

呼吸のリズムは一定に 呼吸のリズムは一定に『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』
鼻から息を吸って、口から吐く 鼻から息を吸って、口から吐く『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』

【出典】『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』 著:神野大地