日本と同じく、韓国でも5月5日は子供の日でした。そこで、韓国の小学生を対象に実施した子供の日記念子供認識アンケート調査の結果が発表され、無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者が詳しく紹介しています。

韓国の小学児童の幸福条件1位は?

週末の5日は韓国での子供の日だ。(日本も同じ日だが。)小学校高学年の児童らが考える幸福の条件第1位は「和やかな家族」というアンケート結果が出た。

子供たちが家庭で最も苦しんでいることとしては「塾の宿題と勉強量」が挙げられ、学校では「学校暴力なしに尊重する生活」を最も多く望んでいることが調査の結果わかった。

2日、初等学校(小学校の意)教師労働組合は先月16~26日、全国初等学校4〜6学年の生徒7010人を対象に実施した「子供の日記念子供認識アンケート調査」結果をこのように公開した。

アンケートは個人・家庭・学校・我が国(=韓国)の領域別に子供が考える権利と義務、人生の満足度などを尋ねた。子供の日の当日、一番やりたいことを尋ねると「欲しかったプレゼントをもらう」が42%で1位であり、続いて「家族と外出する」20%、「自由時間」17%などの順だった。

家族にもらいたいプレゼントに対する応答率は「現金および商品券」が21%で最も高かったが「家族と一緒に過ごす時間」も20%で僅かに2位を占めた。ただし、家族と対話する時間としては「1~2時間」(26%)と「1時間未満」(21%)を最も多く挙げ対照を示した。

幸福の条件第1位には「和やかな家族を作ること」(39%)が選ばれた。自我実現である「努力して私の夢や人生の目標を成し遂げること」(29%)等を完全に抑えて堂々の第一位となったのだ。

子供たちが家庭で最も難しく感じるのは「塾の宿題と勉強」(29%)だった。過半数以上の子ども(53%)は、学校の授業が終わった後、すぐ家に帰りたいと答えた。学校生活で最も望む点は「互いに尊重し合い、校内暴力のない学校」(58%)を挙げた。

学校生活で最も重要だと思うのは、「思い出を残す」(43%)と「幸せな交友関係を結ぶ」(31%)の順だった。

労組は授業を妨害する生徒を教室から分離措置する教育部の生活指導告示などについても調査した。アンケートに応じた子供たちは「授業の雰囲気が安定しそうだ」(39%)および「授業時間に先生の話をもっとよく聞けるようだ」(23%)等の順で肯定的に評価した。

子供たちが選んだ未来の大韓民国で最も重要なことは「戦争がなく平和に暮らすこと」(30%)、「教育の質を高め、すべての子供たちが自分の夢を実現できる機会を持つこと」(23%)などの順で調査された。[ニューシス参照]

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