テレビ番組でも活躍中のクイズ作家・近藤仁美さんが集めた珠玉の雑学をご紹介。「ピラミッドの頂上にはカフェがあった!?」「ゆで卵は頑張れば生卵に戻せる!」など、知ればきっと誰かに教えたくなること間違いなし!『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』に収録の雑学を厳選。ちょっとした話題作りに役立ててみてはいかがでしょうか。
※本記事は近藤仁美著の書籍『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』(永岡書店)から一部抜粋・編集しました。

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江戸時代には、〇〇レンタルが盛んだった!
レンタルショップは、礼服など普段は使わないものや、買わずとも一度は読んでおきたい本などを借りるのに便利だ。このようなサービスはいまに始まったことではなく、古く江戸時代には損料屋といって、鍋釜から布団まで様々なものを借りられる店が存在した。
当時人気だったレンタル品のひとつには、ふんどしがある。江戸の庶民は下着なしで着物を着ることも多かったようだが、祭りで服をからげるときや遊郭に遊びに行くときには見栄えのよい下着が必要となる。布が貴重な時代、きちんとしたふんどしは意外と高かった(現代の価値にして1本6000円程度)。そのため、自前で用意するよりも必要なときだけ借りようという発想になるわけだ。また、損料屋でレンタルした場合、洗わずにそのまま返せば先方が洗濯してくれる。そのような便利さ・手軽さから、ふんどしレンタルは多くの人に利用されていた。


近藤仁美

早稲田大学在学中にクイズ作家として活動を始め、日本テレビ『高校生クイズ』を15年間担当中。その他、テレビ番組『クイズ! あなたは小学5年生より賢いの?』、ディズニーチャンネル『ミラキュラス』リアルイベントなど、各種媒体で出題・監修を行う。国際クイズ連盟日本支部長。クイズの世界大会では日本人初・唯一の問題作成者を務め、雑学とクイズの国際的な賞「Trivia Hall of Fame(トリビアの殿堂)」殿堂入り。『クイズ語辞典』などクイズに関する著書の他、『教科書で出会った古文・漢文一〇〇』など長年携わる日本の古典にまつわる著作・講演もある。