2024年1月より、従来のNISAから制度が変更され「新NISA」としてスタートしました。興味はあるけれど「何から始めればいいのか分からない」なんて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。『イラストと図解で丸わかり! 世界一やさしい新NISAの始め方』(KADOKAWA)は、そのタイトルの通り、新NISAのことを分かりやすく解説しています。老後に向けて今のうちから準備しておきましょう!
※本記事は小林 亮平著の書籍『イラストと図解で丸わかり! 世界一やさしい新NISAの始め方』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

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※写真はイメージです(画像提供:ピクスタ)
老後資金の準備にも新NISAはピッタリ
30〜40代の方は、おそらく老後の生活が心配な人も多いでしょう。
昨今、ニュースでも話題になっていますが、人口減少、少子高齢化によって、私たちがもらえる年金が減っていくことは避けられません。
以前、老後2000万円問題が話題になりましたが、ゆとりある老後生活を送るためには、自分たちである程度の資産を準備しておくのが大事です。

65歳から95歳までで、老後生活が30年続くとして、国からの年金とは別に月5万円程度の余裕を持っておく想定をしてみます。
そうなると、月5万円×12カ月×30年=1800万円で、やはり2000万円程度を老後資金の目安としておくのがいいでしょう。
ただ、老後に向けて2000万円の資金が必要となっても、30〜40代の方はけっして慌てる必要はありません。たとえば35歳の方なら65歳になるまで30年、45歳の方でも20年はあります。
45歳から老後資金の準備として、月5万円の積立を20年間続けて、年利を5%と仮定します。
そうすると20年後には元本1200万円に対して、約847万円の利益となり、元本と利益合わせて2047万円もの資産になるので、老後資金の準備もバッチリです。
このように老後資金の準備目的であれば、運用期間がそれなりに長く取れます。
なので、30〜40代の方は、今から新NISAで老後資金の用意も始めていくといいですね。
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