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自分の甥・姪を、過剰なほどにかわいがる人はいるものです。一方で、甥・姪を「あまり好きではない」と公言する人も少なからずいます。甥・姪そのものはもちろんですが、その親である自分のきょうだい、さらにそのパートナーとの関係性も影響するのかもしれません。
ママスタコミュニティに今回トピックを寄せてくれたのは甥を溺愛する女性……。ではなく、そのお友達。毎週のように送られてくる ”お友達の甥っ子くん”の写真・動画に、悩まされているそうです。

友達が溺愛する甥っ子。でも他人にとってみれば……?


投稿者さんも、甥がかわいくてたまらないお友達も独身の20代。子どもにまつわる悩みだったためか、ママたちに意見を聞こうと投稿してくれたようです。

『友達が甥(おそらく2歳くらい)の写真や動画を、ものすごく頻繁に送ってくる。最初は「かわいいね〜」って返事をしていたけど、だんだんうっとうしく思えてきた。私の心が狭いのかな』

子どもは嫌いではないし普通に「かわいい」とは思うけれど、関わりのない子にはとくに興味がないという投稿者さん。「甥が世界一かわいい」と思っているお友達から、その考えを押しつけられるのが辛いといいます。とはいえ「友達のことは好きだし、これからも仲よくしていきたいので、スルーするのは気が引ける」のだとか。
この甥っ子くんは、お友達の両親からすれば初孫のようで、一家のなかで ”甥っ子かわいいフィーバー”が巻き起こっているのでしょう。それ自体はとても微笑ましいものですが、そこに友達まで巻き込むのはどうでしょうか。

『友達の子どもならまだしも(それも頻繁だとうっとうしいけど)、甥! 投稿者さんにとっては、まったくの他人だよね』

『適当にスタンプを押しておけば?』

コメントを寄せてくれたのは、わが子を「かわいい」と自慢したくなる気持ちがわかるであろうママたちです。そうしたママたちであっても、お友達の行動は理解しかねるようです。
投稿者さんもスタンプのみで返信したり、「そんなに送ってこなくていいよ(笑)」と冗談交じりに返したことはあるのだとか。しかしめげないお友達は「ごめん、これ本当にかわいいから送らせて!」と、送信してくるといいます。

SNSで拡散しているわけではなくても、気分はよくないのでは

さらに投稿者さんは、こんな疑問を呈しました。

『世のなかのママたちは、わが子の写真が小姑の友達にばんばん送られていたら、どう思うのかな? それほど気にしないもの?』

SNSで拡散しているわけではないにせよ、投稿者さんという第三者に(おそらく)無断で写真が送られているわけです。お友達は投稿者さんが「勝手に拡散しないはず」と信頼をおいているとも言えますが、毎週のように送っているとなると話はまた別では?

『私がその子の親だったら嫌だな。写真や動画を身内の知り合いにまで拡散されるなんて。悪意はないかもしれないけど、気分はよくないよ』

ママである立場からは、否定的なコメントが並びました。お友達はただ「甥がかわいい」というだけで他意はないのでしょうし、独身ということで親の気持ちにまで想像が及ばないのかもしれませんが……。
「子どもがいる知り合いにその話をしたら、みんな『やめるべき!』と言っていたよ、と伝えてみては?」などのアドバイスもありました。

語りたい!知ってほしい!推しの魅力を伝え返そう!


お友達にはおそらく悪気はなく、ただ自分の思いだけで突っ走っているだけ。ここにストップを掛けるのは、お友達である投稿者さんの役目かもしれません。以前に似たようなことをしてくる知り合いがいたという人は、こんな提案をくれました。

『送られてきた画像にその都度コメントはせず、「うちの実家の犬!」とたくさん画像を送り返していたら、向こうも送ってこなくなりました(笑)。SNSで見つけた猫画像とかでもいいから「最近すごくハマっていて、見てほしい!」と送り返してみては?』

興味のないものを無理やり押し付けられる。それが毎週のようにあるなんて、たまったものではありません。お友達のやっている行為に名前を付けるとすれば、”推しハラスメント”。推しハラに推しハラ返しで対抗するのは、名案ですね。
ただ、実は投稿者さんはすでに、似たようなことを実践していたのだそう。

『SNSで見つけたかわいい子どものURLを送り返してはみましたが、スルーされました(笑)』

相手にスルーされたならこちらもスルーすればよさそうなものですが、投稿者さんはやさしいのでしょう。URLは一度クリックする手間があるので、どうせ送り返すなら画像そのもののほうが効果的かもしれません(もちろん私的使用の範囲内で)。
お友達の「かわいいでしょ! 見て!」という情熱に対抗するためには、こちらも熱を持って推せるもののほうがベターです。アイドルでもペットでもアニメでも歴史上の偉人でも、投稿者さんが推しているものはないでしょうか。情熱を込めて毎週のように「今週の○○くん。この横顔の角度がたまらないのよね」などのコメント付きで、送りつけてみてはどうでしょう。お友達の甥っ子くん写真をスルーできないのなら「かわいいね。でもこっちだって尊いよ!」、お友達の反応が悪ければ「ごめん、これ本当にカッコいいから送らせて!」と、自分の思いだけを伝え続ける。そのうち推しの魅力を伝えることが、投稿者さんの楽しみにもなってくるかもしれません。

わが子の写真を、無断で他人に送られている親の気持ちを考えること、興味のないものを押しつけられ続けることがいかに苦痛かわかってもらうこと。まがりなりにも「この先も仲よくしていきたい」と思っているお友達であれば、ここまですれば気づいてくれるのではないでしょうか。それでも理解してくれないのなら、最後の手段として疎遠になることを検討してみてもよさそうです。