東日本大震災の記録と教訓を後世に伝えようと6月22日、岩手県大槌町に住民などが主体となって運営する震災伝承施設がオープンしました。

オープンしたのは、東日本大震災の伝承施設「大槌伝承の館」です。
22日は地域住民など20人ほどが参加してオープニングセレモニーが開かれました。
大槌伝承の館は、震災犠牲者の遺族など住民が主体となって運営する大槌町では初めての民間の伝承施設です。
館内には津波が街を襲う瞬間や復興の様子が分かる写真など約200点が展示されています。
また、津波ハザードマップや災害時に必要なものなども紹介され、防災や減災について学ぶことができます。

大槌伝承の館 倉堀康 館長
「東日本大震災のことを知ってもらいたいのと、今後起こりうる災害への備えが勉強できる場所になればいい」

館内の見学は事前に予約が必要だということです。