展覧会「ポケモン×工芸展−美とわざの大発見−」が7月6日、MOA美術館(熱海市桃山町)で始まる。(熱海経済新聞)

 「フシギバナ」などポケモンのキャラクターをテーマにした作品(関連画像2枚)

 工芸作家20人がポケモンをテーマにさまざまな技法で制作した作品を展示する同展。石川県の国立工芸館や滋賀県の佐川美術館などでも開催された巡回展で、同館での開催は初めて。人間国宝や若手アーティストが手がけた陶芸、着物、金工など約70点を展示する。同館で初めて公開する新作もあるという。

 ポケモンの姿かたちからしぐさ、気配までを呼び起こした作品のほか、進化や通信、旅の舞台、技など「ゲームの記憶をたどるような作品と出合える」という。「ポケモンをテーマにした作品を通して、進化を続ける工芸の魅力や奥深さを感じられる」ことも見どころの一つとしている。

 伝統柄「工字繋(つな)ぎ」の着物を来たピカチュウと写真撮影ができるイベント、出品作家のトークイベントも予定している。

 開催時間は9時30分〜16時30分。木曜休館(8月1日・8日・15日は開館)。入館料は、日時指定券=1,540円、当日券=1,760円ほか。9月9日まで。